脱皮

散歩しながら音声日記

2023.9.12

 Twitterで話題になっていた「田舎から都会にやってきた女性」の漫画を読んだ。主人公の行動に対してどこを取っても共感できず、ただ可哀想な人間だと感じたのは、自分が同じような状況から、周りの環境としても自意識としても脱出できた証なのかなとホッとした。

 明日からオンライン英会話を始めようと思う。生来、自分のパッシブスキルとして、知的好奇心が強く、勉強が好きなのだが、妙な恥ずかしさというか自意識が邪魔をしてなかなか新しいことに挑戦ができなかった。最近はいい感じに自分の中の毒も抜けてきて、自分が恥をさらけ出してでも新しいことを学んだりしようとすることができるのはとても嬉しいことだと思う。

 街灯に照らされた自分の二つ目の影に驚いて、首筋を冷たくする感覚は、真夜中の散歩の好きなところ。

 夜中に家から出て歩いて普段行かないドンキに行く感じ、嫌いじゃない。

 友達がSNSでプライベートを楽しんでるのを見ると少し腹が立つ、でも腹が立たない人もいる。それは一部の友達のことを見下してんじゃないかと気づいてしまった。

 最近はお金のことばかり考えている。お金がないから不安になるのか、不安になる理由を探してお金のことを考えているのかわからない。

 会社の人を誘ってご飯行きたいんだけど、みんなすごく忙しそうだから声をかけられない。私はこんなに暇なのに。収入下がった分だけ暇な時間が増えたと考えよう。

2023.2.21

10時29分起床。

 

早めに仕事を終わらせて、武藤敬司引退試合を観ることにした。

 

初めてPPVを衝動買いしてみたが、

まるで本当にチケットを買って会場に行く時のようなワクワク…、

ネットやSNSをチラチラ見ながらソファに座ってテレビを眺める。

 

試合が始まる直前までは、

どうせ対戦相手の内藤哲也に介護をされながら生々しく試合が進むだろうから

フィニッシュはデスティーノかそれともスターダストプレスか、

マイクでデハポン合唱してくれるといいな、なんて野暮な予想を立てていたが。

 

結果、ぜ〜んぶ持っていったのは武藤敬司だった。すげ〜よこのおじさん

 

武藤敬司というレスラーについて私が知っていることは少ないが、

会場のお客様の感情を揺さぶるにはどんな行動を取ったらいいのか?

翌日の新聞記事にはどんな見出しで今日の試合の結果が載るのか?

対戦相手や解説、実況、さらには39年間共に歩んできた旧友までも、

(おそらく)自分にとっての脇役としか見ていない。

全てを手のひらで転がそうとする、強欲極まりない人間を目撃した。

 

魂の輝きが違う。光が強すぎる

こんな明るいエゴイスト初めて見た。

 

もしかしたら、若い頃の武藤敬司

こんな感じでファンから見られていたのだろうか。

すげ〜よこのおじさん。やっぱ。

 

勉強になりました!とかそんなレベルじゃない。

しばらくは元気に過ごせそう。感無量。